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受験難易度の

傾向

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英語の傾向

特に例年と大きな変化なし。

難易度、問題形式ともに毎年非常に安定。

今後も特に大きな変化はないことが予想される。

全体的な難易度は基本的なレベル。主に基本的な文法力・語彙力が求められており、非常に解きやすい問題となっている。

しかし、試験時間が60分しかないため、時間配分に注意する必要。文法や語彙問題はすぐに解答できるようにし、読解に時間的余裕を持たせるよう意識する。

・出題形式:変化なし

・試験時間:60分

・解答形式:マーク形式

・問題構成:大問7題


大問[1]会話文(空所補充)

大問[2]読解(空所補充)

大問[3]文法・語彙(空所補充)

大問[4]文法・語彙(同意表現)

大問[5]文法・語彙(定義に当てはまる語)

大問[6]文法・語彙(語句整序)

大問[7]読解(内容真偽)

設問がパターン化しており、近年は全く同じ問題構成。80%は安定して取れるよう、過去問演習をし対策する。時間内で点数を取り切れる練習必須。

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国語の傾向

出題形式・傾向ともに安定。

現代文・古文ともに幅広いジャンル・時代からの出題となり、語彙力・古文常識などの知識も含め、全体的な国語力が問われる。

現代文は評論と随筆から1題ずつの問題構成。年度により評論文が2題出題される。現代文・古文ともに内容説明を中心とした問題構成。


・出題形式:変化なし。

・試験時間:60分

・解答形式:大門3題

大問[1]現代文(評論)

【書き取り・内容説明・空所補充・内容真偽】

大問[2]古文(物語草子)

【口語訳・空所補充・修辞技法・文法・内容真偽】

大問[3]現代文(評論)

【内容説明・空所補充・主旨】

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日本史の傾向

ここ数年は選択形式のみの出題が続く。リード文の空所補充や下線部に関する問題がメイン。

大問4題・解答個数40個で、全問マーク形式。出題内容の傾向は、大問[1]が古代、[2]が中世、[3]が近世、[4]が近現代。

分野やテーマには偏りなく、政治史・外交史・社会経済史・文化史などすべての分野から出題されている。史料問題は毎年必ず出題されており、対策必須。史料問題も含めて、全体的に人物名を答える問題が多いことも近大日本史の特徴。

・出題形式:マークシート形式。選択問題のみ

・試験時間:60分

・解答形式:大問4題

大問[1]藤原北家の台頭と摂関政治

大問[2]応仁の乱と室町の社会・文化(史料あり)

大問[3]江戸後期の思想(史料あり)

大問[4]影山英子と自由民権運動(史料あり)


例年通りの出題傾向となる。大問[2][4]が、その年の政治・社会・文化を幅広く問う問題となっており、総合的な時代の流れがつかめているかを試される内容。難易度は全体的にみて教科書レベル。

基本的な人物名・年代・語句を問うものが多いため、こういった問題での失点は避けたい。教科書の記述にない選択肢も中にはあるが、消去法で解答可能。

正文(誤文)選択問題にできるだけ多くの時間をかけたいので、基礎事項はテンポよく解くことを意識した時間配分にする。

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世界史の傾向

大問2題・解答個数40個のマークシート形式での出題。出題範囲、地域や時代は年度によってバラバラで、偏りがある。数年単位で見ると、全範囲からの出題となっている。どの時代・地域でも政治史が重視される傾向がある。

大問2題のうち1題は欧米地域から、もう1題はアジア地域から出題されることが多い。欧米地域からの問題は基本的に西ヨーロッパがメイン、アメリカ史・ロシア史も出題されている。アジア地域は各地から幅広い出題。

アフリカや東南アジアは、古くからヨーロッパやイスラム勢力からの影響を受けたこともあり、幅広い知識が必要となる。

・出題形式:マークシート形式。選択・配列問題

・試験時間:60分

・解答形式:大問2題

大問[1]中世ヨーロッパ

大問[2]17~19Cの西アジア


おおむね例年と出題傾向に差はない。内容も例年通り政治史が中心だが、1割程度文化史からの出題がある。


教科書に準拠した標準的なレベルを抑えておく。得点のポイントとして、細かい年代を問う問題が上げられる。おろそかにしがちな正確な年代・年号は、確実に得点できる部分なので、しっかり対策しておく。

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政治経済の傾向

これまで大問3題構成だったが、ここ最近は大問4題構成に変更されている。解答個数や形式、試験時間には変更はない。

リード文中の空所補充や、下線部に関連した設問が多い。

正文(誤文)選択問題や、組み合わせを問う問題も出題されている。

内容としては、全体的にやや経済分野に傾斜している傾向がある。そのほかに目立っているものとして、憲法や市場経済などの原理的な内容と比べ、政治や経済の動向、福祉・労働といった応用的な内容が出題される傾向がある。

・出題形式:マークシート形式。選択問題のみ

・試験時間:60分

・解答形式:大問4題


大問[1]国際政治の動向

大問[2]日本経済の動向と現状

大問[3]企業の形態

大問[4]社会保障制度


例年通り経済分野・応用的内容が中心的に出題されている。動向や現状を問う問題が多い。全問選択問題だが、正文(誤文)を選択する問題が非常に多い。

基本的に教科書・資料集の範囲からの出題となっている。その中でも特に細かい知識、最近の動向を問う問題が多く、標準レベルをやや超える難易度となっている。

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地理の傾向

出題形式が一定している。大問3題、解答個数40個、試験時間60分となっている。

リード文中の空所補充問題や下線部に対応した設問、正文(誤文)選択、組み合わせ選択に加え、計算問題が出題される。

地理資料を用いた問題が多く、特に地形図は必出。資料の読み取りだけでなく、関連知識が問われることが多い。

内容としては地誌が多く、様々な地域が題材とされている。地誌以外のテーマは比較的バランスよく選定されている。

・出題形式:マークシート形式。選択問題のみ

・試験時間:60分

・解答形式:大問3題


大問[1]太平洋の島々の地誌(地図・視覚資料)

大問[2]大阪市北区・東淀川区付近の地形図読図(地形図・鳥瞰図・分布図・視覚資料)

大問[3]産業革命と交通・通信の歴史(分布図・統計図)


例年通り、地誌・地形図読み取りが出題されている。同じ地域に対して、様々な資料から情報を読み取らせる問題が多く出題される。

基本的には高校の教科書レベル問題が中心で、設問の意図・選択肢をしっかり吟味すれば簡単に解ける問題が多い。地図問題に関しては、図法の理解や地形図読図について、踏み込んだ対策が必要なものもある。

基礎事項に関しては確実に得点できるようにしておく。

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数学の傾向

学部によって範囲・内容が違う。

文系学部(国際・法・経済・経営・文芸・総合社会・短期大学)と、理系数学①は「数学1・2・A・B」から、理系数学②は「数学1・2・3・A・B」からとなっている。

理系学部のうち、理工学部(理〈化学〉・生命科)・建築・薬・農・生物理工・工・産業理工学部は、①・②のどちらを解くか選択可。理工学部の理学科(数学コース・物理学コース)・応用化学・機械工学・電気電子工学・情報学・社会環境工学は数学②が指定されている。

どのテストも大問数3題ですべて空所補充形式のマーク方式。幅広い分野からバランスよく出題されているが、計算力を求める問題が多い傾向。

・出題形式:マークシート形式。

・試験時間:60分

・解答形式:大問3題

・問題内容:学部・種類による


【文系学部】

大問[1]整数の性質

大問[2]図形と方程式

大問[3]微・積分法

数学①

大問[1]図形と方程式

大問[2]確率・指数関数・対数関数

大問[3]数列

数学②

大問[1]数学①と同じ

大問[2]数学①と同じ

大問[3]極限

各分野からバランスよく出題されており、傾向に大きな変化はない。計算に工夫が必要な問題が非常に多いところも例年通り。単一分野の知識だけでは解けない問題が多く、総合的に応用力が試されている。

基本レベルから高レベルのものまで総合的に出題されている。様々な単元からの融合問題や、発想や解法に工夫が求められる問題が多いため、全体的にはやや難のレベル。

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物理の傾向

例年傾向が安定しており、毎年力学・電磁気の両方と、波動・熱力学から1題の大問3題で、解答個数30個程度で安定している。

出題範囲内から幅広く出題されており、総合的な学力を問う問題が多い。

例年出題されていないが、原子分野も範囲には含まれているため注意が必要。文字式や計算式の処理、ベクトルの合成・分解、語句の挿入・グラフを扱う問題も多く出題されている。

・出題形式:マークシート形式。

・試験時間:60分

・解答形式:大問3題


大問[1]力学

大問[2]電磁気

大問[3]熱力学


3題とも「運動」に関する問題が出題されている。文字式や計算式の処理、グラフや図を用いる問題も非常に多い。

教科書に沿った内容となっており、標準的なレベルとなっている。基礎をしっかりと理解できないと解けない問題もあるが、全体的に誘導が丁寧なので、誘導に沿って解答していけば難しくない。

しかし、一部計算力や思考力を必要とする問題もあるので、試験時間60分ということを踏まえると簡単なものではない。

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化学の傾向

例年形式が安定している。大問4題の全問マーク式で、主に文章中の空所を選択肢から補充する形式となっている。

1つのテーマに沿った大問と、独立した小問集合の2形式がある。

出題範囲は、理論の割合がやや高いものの、有機・無機からもまんべんなく出題されている。有機・無機の範囲は、理論と併せて出題されることが多い。

その他の傾向としては、計算問題が多く含まれる大問が2題以上出題される。

・出題形式:マークシート形式。

・試験時間:60分

・解答形式:大問4題


大問[1]理論(計算)

大問[2]理論(計算)

大問[3]無機

大問[4]有機・理論(計算)


例年通り、理論を重視した出題傾向となる。3つの大問で計算問題が出題されている。どの問題に関しても、出題範囲から全体的にまんべんなく出題されている。

大半が標準的な問題だが、一部かなり詳細な知識をもう問題も見られる。解答時間にはあまり余裕がなく、計算問題など時間がかかってしまう問題もあるため、容易とは言えない。

解答が難しいものに十分な時間をさけるように、時間配分に注意する。

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生物の傾向

大問4題・全問マーク式の形式で安定している。試験時間は60分。文章の正誤を判断させる問題が非常に多い傾向がある。

出題内容としては、代謝を中心に、細胞、進化・系統、動物の反応、体内環境など幅広い分野から出題されている。例年計算問題も必出。

・出題形式:マークシート形式。

・試験時間:60分

・解答形式:大問4題


大問[1]遺伝情報(計算)

大問[2]体内環境

大問[3]生殖・発生、代謝(計算)

大問[4]総合問題


計算問題や、正誤判定の問題量も例年通り。

総合的な知識を問うものも出てくるので、苦手範囲を作らないことが重要。

問題形式上、全体的に標準的な内容ではあるが、文章・語句の組み合わせ判定や、正誤判定の問題はやや難しい。一部、詳細な知識や考察力を求められる問題もあり、試験時間60分ということを考えると全体的に余裕のない難易度となっている。